旧市街、アヤソフィアの近くのレストランで、
とても気になっていたセマーのポスターを発見。
ディーナーショーをやっているレストラン。
ぜひ見てみたいと思っていたので、
予約なしで飛び込んでいきましたが、
ぎりぎりで席を確保してくれました。
セマーとは、くるくると回る舞踊、旋舞。
イスラム神秘主義教団であるメヴレヴィ教団の儀式として行われ
スカートをはいた信者が音楽にあわせて、回転をし踊るという宗教行為。
これは祈りの儀式であり、回転は宇宙の運行を表し、
回転することで神との一体を図るというものだそうです。
今は伝統舞踊として無形文化遺産に登録されています。
本来は宗教儀式なので、もっともっと神聖深いもの…
なのですが、イスタンブールの各所で見られるそうです。
演奏家と歌い手による演奏が始まり、
踊り手(セマーゼン)の方が4人、黒いマントを覆い登場。
お祈りをし、マントを脱ぎ、白い衣装で順番にくるくると回り始めます。
衣装の裾がふわっと広がり、
セマーゼンの足取りはとても軽く、
本当に宇宙にを回っているような…神秘。
ぶれることなく、一心に旋回しているのです。
旋舞の姿は本当に美しく、
このような伝統が引き継がれていることに感動。
トルコで見ることが出来て本当によかった。
忘れられない夜となりました。